- たまがわ
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たまがわ【多摩川・玉川】山梨県東部, 秩父山地の笠取山付近に発し, 東京都を貫流して東京湾に注ぐ川。 下流部は神奈川県との境をなし, 河口付近は六郷川という。 都民の重要な上水源。 上流は奥多摩の景勝地。 長さ138キロメートル。IIたまがわ【玉川】「六玉川(ムタマガワ)」を題材とする各種の邦楽曲の題名または略称。→ 六玉川IIIたまがわ【玉川】姓氏の一。IVたまがわ【玉川】川の名。 六か所にあるので, 六玉川(ムタマガワ)と総称される。 ((歌枕))(1)宮城県多賀城市を流れていた川。 野田の玉川。
「陸奥(ミチノク)の野田の~千鳥鳴くなり/新古今(冬)」
(2)東京都を流れる多摩川。 調布(タツクリ)の玉川。→ 多摩川「~にさらす手作りさらさらに/万葉 3373」(3)滋賀県草津市老上町を流れる小川。 野路の玉川。「明日もこむ野路の~萩こえて/千載(秋上)」
(4)京都府井手町を流れる川。 井手の玉川。「山ぶきの花の露そふ井手の~/新古今(春下)」
(5)和歌山県高野山奥院大師廟畔の小川。 高野の玉川。「高野の奥の~の水/風雅(雑中)」
(6)大阪府高槻市を流れる川。 三島の玉川。「卯の花咲ける~の里/後拾遺(夏)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.